包茎の種類や診断方法、治療などの基礎知識を解説します 包茎とは？
包茎手術は男性専門泌尿器形成のMSクリニック埼玉・大宮へ
国内だけに限らず、世界中の男性の多くが包茎の悩みを抱えていると言われています。包茎は男性特有の悩みであるため、本人にしかわからない症状と言えるでしょう。包茎とはどういった状態や症状を指すのか、詳しく説明します。
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包茎の概要
包茎とは、亀頭が包皮に包まれた状態のことを指します。勃起をした状態でも、完全に亀頭を露出することができない症状のことです。包茎の種類には3つのタイプがあり、それぞれ特徴や包皮の形状が異なりますので、ご注意ください。
男性の多くが包茎の悩みを抱えているとされていますが、男性はみな新生児の時点では真性包茎と呼ばれる状態で生まれています。包皮は陰茎を守るバリア機能の役割があるため、傷つきやすい亀頭を守るために包皮が亀頭を覆って保護しているわけです。体の成長とともに包皮は徐々に剥けていきますが、日本人の約7割が包茎状態と言われています。
軽度の包茎の場合、特に目立った症状がなく、緊急性がないため治療をせずにそのままの状態にされていることが少なくありません。しかし、包皮口が狭いために、包皮を剥くと包皮口が陰茎を強く締め付ける、あるいは勃起時でも亀頭が包皮から露出しないなどの場合は、早期の包茎治療が必要になります。包茎の状態によっては、日常生活に支障をきたしてしまう恐れがあるので、決して軽んじてはいけません。
また、ほとんどの男性は陰茎を包皮が完全に覆った真性包茎の状態で生まれてきます。包茎は成長とともに改善されていきますが、改善状況には個人差がある点も知っておきましょう。
放置した場合に引き起こされるトラブル
自覚症状のない軽度の包茎の場合、治療の必要性や緊急性がないと自己判断しがちです。しかし、包茎を放置した場合、様々なトラブルを引き起こすリスクが高くなります。
包茎は包皮が亀頭を覆っているため、包皮内に痴垢や汚れなどが溜まりやすく、不衛生な環境になりやすい状態です。湿度も高い環境のため、汚れから雑菌が繁殖して悪臭や痒み、炎症を引き起こす恐れがあります。雑菌が尿道に侵入した場合、膀胱炎や排尿障害に陥ったり、皮膚の炎症を起こして膿などの原因になったりする可能性が高いです。また、包皮口が極端に狭いために、包皮を剥くと包皮口が陰茎を強く締め付けている場合、強い痛みを伴って亀頭がうっ血する状態に陥ります。そのままの状態で放置しておけば、最悪の場合には壊死や性機能障害を引き起こすリスクも否定できません。このように、包茎は数多くのトラブルを引き起こす環境を作りやすく、デメリットが圧倒的に多いため、注意しなければなりません。
包茎の種類
主な包茎の種類は、厳密には亀頭を露出することができる仮性包茎と、亀頭を露出することができない真性包茎の2つに分類されます。これに亀頭を露出することはできるが、包皮口が狭いことでさまざまな症状を呈するカントン包茎を加えて、仮性包茎・カントン包茎・真性包茎の3タイプに分類する方が一般的になりつつあります。それぞれのタイプによって特徴が異なり、タイプ別に起こり得るリスクや症状も違いますので、ご注意ください。3タイプの包茎について、種類別に解説します。
仮性包茎
仮性包茎とは、通常時は亀頭が包皮で覆われている状態であり、勃起時に亀頭が包皮から露出する症状のことです。露出すると言っても完全に包皮が剥けるわけではなく、亀頭を露出させるには自分の手で剥く必要があります。
仮性包茎は特に目立つ影響がなく、治療は必要ないと判断されがちです。たしかに、緊急性は高くないため、必ずしも手術が必要というわけではありません。しかし、包茎は亀頭を覆う包皮内に汚れが溜まりやすく、不潔な状態に陥りがちです。不衛生な状態のまま放置しておくと、悪臭や痒みの原因となり、場合によっては腫れや痛みなどを引き起こしてしまうリスクが高まります。
また、炎症を繰り返すことで皮膚が固くなり、包皮口が徐々に狭くなっていくことでカントン包茎や真性包茎になってしまうケースがある点にも注意しなければなりません。このように包皮が固くなるほど悪化した状態で亀頭を露出させてしまうと包皮が亀頭の下にハマりこんで元に戻らなくなってしまうことがありますので、ご注意ください。
カントン包茎
仮性包茎の中で嵌頓を起こすものをカントン包茎と呼びます。
カントン包茎は包皮を亀頭からめくること自体はできますが、めくれた包皮の先端が陰茎にはまり込んで元に戻らなくなってしまうのが大きな特徴です。はまり込んで元に戻らない状態が嵌頓（カントン）と呼ばれており、これがカントン包茎の由来となっています。
カントン包茎の場合、包皮口が狭いために、包皮が剥けた状態で勃起すると締め付けが強くなってしまう可能性があります。強い締め付けは痛みを引き起こし、亀頭への血流障害に繋がってしまうリスクにつながりかねません。そのままの状態が長引いた場合、次第に亀頭は変色していき、最悪の場合には壊死を起こして機能不全に陥る可能性が高いのです。このように包皮口がはまり込む包茎をカントン包茎と呼び、非常に危険な症状として注意する必要があります。
カントン包茎は包皮が包皮炎などを繰り返して皮が固くなってしまい、仮性包茎から移行してしまうケースも見られます。極端に狭くなった包皮口を剥いて亀頭を露出した状態で勃起してしまい、そのままハマりこんでしまって元に戻らないということが少なくありません。
当院では嵌頓を起こしている状態はもちろんですが、過去に嵌頓を起こしたことのある患者様や、カント運を起こす恐れのある患者さまをカントン包茎として取り扱いいたします。
真性包茎
真性包茎とは、包皮が亀頭を完全に覆う、またはわずかしか露出できない包茎の状態です。包皮先端の口となっている部分が狭いため、勃起をしている状態でも亀頭を露出するのが難しい症状です。当然、包皮を剝がすは難しいため、包皮内には汚れやごみが溜まりやすく、不衛生な状態で湿度の高い環境となり、雑菌が繁殖しやすく悪臭や痒み、痛みや腫れなどを引き起こすリスクがあります。また、尿中のカルシウムが溜まって、包皮内で結石ができてしまうケースがあります。真性包茎は亀頭と包皮が癒着している場合があり、外科手術以外の方法で剥すのは危険です。正常な勃起が困難であるため性行為も難しく、早急に真性包茎の治療が必要になります。
男性は生まれた瞬間はほぼ全員が真性包茎の状態です。しかし、成長するとともに体の変化や成長ホルモンの分泌、勃起機会などによって徐々に包皮と亀頭が剝がれていきます。思春期を迎える頃には真性包茎から脱却しているケースが多いですが、稀に真性包茎のままで成人してしまう方がいるので注意が必要です。
包茎の手術と治療
包茎の手術と治療は、症状のタイプごとにリスクや緊急性が異なります。包茎治療は手術のイメージを持たれる方も多いですが、現在では薬剤を使った治療方法もあるのです。手術と軟膏を用いた2種類の包茎治療についてご説明します。
手術
余剰分の包皮を切除し、亀頭を露出させる外科手術による治療方法です。一般的な包茎治療のイメージと言えば、手術を思い浮かべる方も多いかもしれません。
包茎手術の術式は、亀頭の周囲にある余分な包皮をリング状に切開する「環状切開術」という術式が一般的です。切開の際には局所麻酔を打つため、手術中は痛みを感じずに包茎治療を行うことができます。切開した皮膚の縫合には抜糸不要の吸収糸を使用するケースが多いですが、糸が溶けて脱落するまでに５～６週間要するため、抜糸を行う糸を使用する場合と比べて治療期間が長くなったり、糸跡が残りやすかったりといったデメリットがあります。
切開した傷口は、数ヶ月かけて目立たなくなります。治療後も患部に刺激を与えず、力を加えないようにご注意ください。手術時間は30～40分程度で完了し、日帰り治療となります。
包茎手術には、包皮口の部分に縦に切れ目を入れる「背面切開術」という方法もあります。これは海外で行われている割礼に似た手術方法で、包皮口を広げて剥け易くする手術です。ただし、背面切開術は、成人より小児に行われることの多い手術です。
包皮翻転指導
ステロイドを含んだ軟膏を塗布し、包皮を柔らかくすることで亀頭を露出させる治療法です。塗布は1日1～2回を目安に、一定期間継続しなければなりません。手術を必要としない包茎治療ですが、包皮翻転指導で改善されない場合は手術による治療に切り替えます。
手術をしない包皮翻転指導は、子ども向けの包茎治療として用いられることが多いです。ステロイド軟膏による包茎治療は、改善効果が多く見られています。そのため、現在では子どもへの包茎手術の症例数が減少傾向にあります。包皮翻転指導はカントン包茎治療に用いられることが多く、包皮を柔らかくして包皮口のハマりを緩くさせる効果が期待できるでしょう。
包茎の検査と診断
包茎治療は、いきなり治療や手術に進むようなことはありません。担当の医師が、患者さまの状態や症状を聞き、視診や触診などの診察結果で判断するケースが一般的です。
包茎の症状が酷く、亀頭や包皮の炎症や化膿、そのほか尿路感染症や真菌感染症などの症状が見られる場合、血液検査や尿検査を促されるケースがあります。また、炎症、包皮炎を繰り返している症例の場合では、血液検査でヘモグロビンA1cや血糖値などの調査や、尿検査による糖尿病や細菌の有無を必要に応じてチェックします。
包茎治療では、包茎の種類やタイプ、症状に合わせて患者さま一人ひとりに適切な治療が提案されます。診察結果によっては治療できないという場合もあるので、医師の判断や指示を仰ぎましょう。
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教えて！葉山先生 包茎とは？編
仮性包茎だと思うのですが、治療しなくてもいいですか？
包茎の余剰包皮の状態は個人差があります。性行為の不具合を感じる場合も…
手を使えば亀頭を露出できる仮性包茎は、痛みなどもなく治療せずにいる方も多くいらっしゃいます。実は、性行為のトラブルは包茎が原因のケースも多く、余剰包皮が亀頭を刺激することで早漏になっていたり、匂いや汚れでパートナーに不快な思いをさせていたりしているかもしれません。ご自身で判断せず、まずはお気軽に無料診察カウンセリングへお越しください。
ペニスが痛痒くて赤いのですが、どんな症状ですか？
包皮炎が疑われます。放置すると悪化しますので早めの治療がをおすすめします
ペニスに被っている皮が炎症を起こした状態を包皮炎といいます。痛みやかゆみ、赤みが見られ、菌が繁殖し炎症起こす病気です。亀頭と包皮を合わせた炎症を亀頭包皮炎といい、この場合は亀頭も炎症を起こしている可能性があります。むくみや腫れがひどくなる前に早めの受診をおすすめいたします。
包茎手術と併せて行える施術
お好みの治療を同時に行うことも可能です。複数の治療を同時に行うことで時間が短縮でき、大きな相乗効果を期待することができます。
包茎手術のご相談・ご予約
埼玉・大宮のMSクリニックには10代～80代まで幅広い年代の方が、手術・治療した患者さまからのご紹介や口コミでご来院されています。包茎であることにより毎日の生活で不自由を感じていらっしゃるのは皆さん同じです。少しでも気になる方は埼玉・大宮のMSクリニックへお気軽にご相談ください。診察カウンセリングを無料で行っておりますのでフォームよりご予約のうえご来院ください。フリーダイヤル《 0120-76-6800 》
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男性向け治療を専門で行うMSクリニックの医師が監修し、悩める男性のために正しく、役に立つ情報を配信していくことを目的としたメディア「ペニラボ」の人気記事5選です！男性のよくあるお悩みを医師監修のコラムでわかりやすく解説しています。こちらもあわせてご確認下さい。
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